【企業担当者必見】スマホ動画を簡単に撮影・編集する方法

2019.03.28

企業の教育・研修担当者に動画制作が求められる時代

最近は教育研修の領域で「ブレンディッドラーニング」という言葉が流行っています。「ブレンディッドラーニング」を簡単に定義すると、「自社の教育プログラムの中に、オンライン教育の要素を取り入れた教育手法」のことです。動画やビデオチャットを用いたWeb上での学習なので、受講者は「いつでも、どこでも、何度でも」学ぶことができます。
 
特に最近はスマートデバイス(スマートフォンやタブレットPC等)の普及で、教育担当者が動画を撮影し、その動画を研修の前後で活用したり、研修の様子を記録したりする等を行うことが増えてきました。
 
この記事では、
・映像制作の専門家に依頼せずに、内製化するにはどうすればいいか?
・どうやって撮影・編集すれば、より教育効果を高めることができるのか?
という疑問を感じている企業担当者の方を想定し、スマホを使って動画の撮影・編集上のポイントについて解説します。
 

そもそも動画を編集する必要はあるのか?


担当者の中には、「できるだけ手間を書けずに動画を制作したい」と考える方もいると思います。「研修を収録して、それを研修後に復習教材として見てもらうので十分じゃないか?」と考えても不思議ではありません。
 
確かにカメラは固定したままにしておけばいいですし、毎年実施するようなテーマであれば、研修をそのまま動画にして活用するのは一見いいアイデアです。
 
しかし、研修というのは非常に長い(通常は約60〜90分で1単位)です。講師の自己紹介やアイスブレイクなど、研修とは直接関係のない内容も含まれます。また、最近の受講者はスマートフォン等で短い動画を見ることに慣れているので、カット編集していない長編動画を見てもらうのは、受講者にとって大変なことだと言えるでしょう。そのため、動画は編集したほうがいいのです。
 

撮影時の注意点

スマートフォンで撮影することを想定して説明します。
<撮影環境>
できるだけ静かな部屋で撮影しましょう。会議室(固定電話の音や人の話し声)や道路沿いの部屋(救急車やパトカーのサイレン)など、雑音が入る可能性がある場所は避けてください。
<構図>
後の編集を想定した構図でカメラをセットしましょう。文字を画面下に入れるのか、画面の右(左)側に説明スライドを挿入するのかによってカメラの構図は変わります。構図が決まったら三脚を固定してください。
<背景>
余計なものが写っていないかスマートフォン越しだけではなく、直接確認しましょう。スマートフォンの場合、画面が狭いので小さい物を見落としてしまう可能性があります。スマートフォンを通してではなく、直接背景を確認してください。
 
あと窓を背景にした撮影は避けましょう。自然光が窓から入り、出演者が暗く写ってしまいます。
<出演者>
その人らしい服装を指定しましょう。奇抜な服装にする必要はありません。また、身だしなみは直前に本人チェックをしてもらいましょう。動画は多くの受講者が見ます。「出演者にとってベストな状態か」を考えてみてください。撮影場所に手鏡等を置いておくのがいいでしょう。
 
もし講師が話すのが苦手な場合、インタビュアーを用意して、1問1答するスタイルで撮影しましょう。収録内容によりますが、必ずしもカメラ目線で撮影する必要はありません。講師が話しやすいことが一番重要です。
 

編集時の注意点

編集ソフトは色々ありますが、注意すべきポイントは一緒です。以下の点を押さえてください。
<カット編集>
カット素材1とカット素材2の間は少し余裕を持たせましょう。言い直しの部分はカットして、前後を繋ぐ編集を行いますが、詰めすぎると動画として不自然になってしまいます。少しでも違和感を減らすためには、2つの素材を詰めすぎないことです。前の話が終わった後(素材1)にできれば1〜2秒、余白を設けるのが理想です。
<テロップ挿入>
テキストはできるだけ短くしましょう。長い文字情報は受講者にとって負担です。「これ以上削れないか」という視点で、テキストを見直してください。
<スライド挿入>
余計なアニメーションは使わないようにしましょう。より理解を深めるためにスライド資料を挿入する場合、パワーポイントのアニメーションにあるような派手な動きは多用しないでください。内容以外に意識が向かってしまう可能性があります。画面の切り替えは、できるだけシンプルな動きにしましょう。
<その他>
編集ファイルは毎回、名前をつけて保存しましょう。編集した動画は担当者以外のチェックが入り、何度か修正した上で完成させます。その時に1回目、2回目、3回目と、それぞれ別々のファイルとして保存しておくことで、どこで何の修正が入ったかわかるようにしておきましょう。上書き保存すると、復元作業が大変な場合もあるので、別ファイルとして保存しておくことをオススメします。
 

教育動画として大事なこと

1.目的を明確にすること

集合研修も同じですが、動画には目的があります。「理解して欲しいことは何か」「学んだことを活かして、どのように行動して欲しいか」を設定しておきましょう。ここが不明瞭だと良い動画は完成しません。
 

2.無駄な情報は載せないこと

不必要なテキストや動きは必要ありません。動画が冗長になったり、意識が削がれて内容が頭に入らなかったりということになります。「この目的が達成できるか」「削除しても問題ないか」という観点に立ち、動画をブラッシュアップしてください。
 

3.1つの動画に情報を詰め込みすぎないこと

ポイントは1〜3つになるように動画をまとめましょう。あまりにも情報量が多いと、受講者は何がポイントかわからなくなってしまいます。「このテーマはここだけ押さえればいい」とわかるように、ポイントを絞って動画を作りましょう。
 
上記のポイントを意識して、動画の撮影・編集を行ってください。教育現場を理解している企業担当者こそ、教育効果の高い動画が作れると思います。ぜひ参考にしてください。

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