一般的なDXのセミナー等では、情報技術やサービス機能の説明が主たるものとなってしまい、
DXの具体的な話がなく、本質的な内容となっていないものが散見されます。
DXは、情報技術等による業務改革ではありますが、
本質的には、ユーザーや生産者と言った人間を基点とした、
ビジネスのあり方を再構成していくことが重要であると言えます。
ものづくりDXトークライブでは、DXをいち早く取り入れ、ご活躍されている3社にご登壇いただき、
ものづくり企業におけるDXの活用方法・戦略・人材育成についてお話を伺います。
■木村哲也
i Smart Technologies/旭鉄工株式会社 代表取締役社長
トヨタ自動車に21年勤務。主に車両運動性能の開発に従事後、生産調査室でトヨタ生産方式を学び2013年旭鉄工に転籍。IoTデータを経理・営業でも活用する会社の仕組みを構築し労務費を年4億円、設備投資累計8億円を節減。「儲かるIoT」を実現するため、IoTだけでなくお客様のデータ分析や改善指導までトータルで生産性向上を実現するKaaS(Kaizen as a Service)を全国展開中。さらに経営視点からIoTデータを金額換算して製造ラインの問題点を可視化する「IoT経営ダッシュボード」を9月にリリース。これまで数百回の講演、100社以上の改善指導実績あり。著書に『Small Factory 4.0』がある。
【提供サービス】
・製造ラインモニタリングサービス「i Xacs」:https://www.istc.co.jp/
【著書】
・『Small Factory 4.0 第四次「町工場」革命を目指せ! IоTの活用により、たった3年で「未来のファクトリー」となった町工場の構想と実践のすべて』(三恵社):https://00m.in/ZMVPi
■山田 敏夫
ファクトリエ ライフスタイルアクセント(株)代表取締役
1982年熊本生まれ。1917年創業の老舗婦人服店の息子として、日本製の上質で豊かな色合いのメイドインジャ パン製品に囲まれて育つ。大学在学中、フランスへ留学しグッチ・パリ店で勤務。2012年1月、ライフスタ イルアクセント株式会社を設立し、同年10月に「ファクトリエ」をスタートさせる。経産省「若手デザイナー 支援コンソーシアム」発起人、毎日ファッション大賞推薦委員。著書「ものがたりのあるものづくり ファク トリエが起こす『服』革命(日経BP社/2018年)」
ファクトリエURL:https://factelier.com/
山田敏夫社長のnote:https://note.com/toshio_yamada
■浜野 慶一
株式会社浜野製鉄所 代表取締役 CEO
下町東京都墨田区の町工場・浜野製作所の2代目社長。1993年創業者・浜野嘉彦氏の死去に伴い浜野製作所の代表取締役に就任。しかし社長就任7年目の2000年、近隣の火災によるもらい火で本社兼工場が全焼。建屋も機械も無くなり倒産危機に追い込まれるも、地域の方々に助けられ、火災の6年後には顧客100倍・売上高10倍を実現するまでに復活。以後「お客様、スタッフ、地域」への感謝・還元を経営理念とし、製造業でありながら「おもてなしの心」を大切にしている。