成人発達理論マスターコース

成人発達理論
マスターコース

成人発達理論を正しく活用するための洞察

人材開発や対人支援の場において、「成人発達理論」の活用が注目を集め、

実際に、実務に取り入れる試みが始まりつつあります。

一方で、人の成長・発達が理解しやすくモデル化されているため、

その裏にあるリスクや反作用に気づかない活用など、課題も少しずつ明らかになってきました。

「40代・50代からの能力の成長」「enfacインテグラル理論」「enfacインテグラル心理学」など
500を超える動画・音声コンテンツに出演し、現在オランダ・フローニンゲンにて、
発達理論をはじめとする多様な領域の叡智や洞察を包含しながら、現代社会について幅広く探求している加藤洋平氏と、
この領域で20年にわたり活動し、国内第一人者の鈴木規夫氏と共に、
現時点で、最先端で最も深い学びを探求するコースを企画しました。

 

 

対人支援や組織開発の現場において成人発達理論を導入・活用に取り組んでいる研究者や実践者の方々を対象に、
その実践の可能性を探求するための実践的な洞察や知恵を提供することを目的としています。

 

これまでに関連書籍を読み、学習・探求に取り組んできた方々を対象に、
その能力をより高い次元に高めるためのプログラムとしてデザインされています。

成人発達理論マスターコース

「成人発達理論マスターコース」は、鈴木規夫氏と加藤洋平氏による対談動画・音声教材・コンサルティングセッションを通じて、共に「成人発達理論」の可能性を深めていく講座です。

実際のコンテンツの一部をご紹介

成人発達理論マスターコース

3つの特徴

① 鈴木氏・加藤氏によるコンサルティングセッション(全6回)

 

 

② 門外不出の内容多数!!学びを深める動画・音声学習コンテンツ(約500本)

 

 

③ 学習者同士で知識・経験・気づきを共有できるネットワーク
  ※STANDARDのみ

このような方におすすめです

case/01

実際に成人発達理論を

対人支援活用されている方

case/02

普段から学習を継続している

中級〜上級者層

case/03

積極的に成人発達理論を

学習したい・活かしたい初学者

PROGRM & CONTENTS

プログラム&コンテンツ一覧

プログラム日程

コンサルティングセッション

11/5   (金)1830~2030 「発達理論とは何か?」
11/12 (金)1830~2030 「発達理論はなぜ注目されているのか?」

11/19 (金)1830~2030 「発達理論は人間の何を見ているのか?」

12/3   (金)1830~2030 「発達理論の光と闇」

12/10 (金)1830~2030 「発達理論の活用について」

12/17 (金)1830~2030 「発達理論の実践について」

※各回アーカイブ視聴あり

コンテンツ

01

【対談動画】発達理論とは何か?

・イントロダクション
・発達理論の受容状況
・発達理論を活用する上でのリスク
・そもそも発達理論とは?
・様々な発達理論の研究
・鈴木規夫氏と発達理論との出会い
・加藤洋平氏と発達理論との出会い

第1回対談振返り音声教材(24本)

  • 1:補助音声ファイルの意図・聴き方について
    2:高度なストラクチャーの土台となる豊かなコンテンツを獲得する大切さ
    3:書くという実践の意義
    4:書くことに関するトレーニング方法
    5:小さく実践を始めること・小さく実践を積み重ねていくこと
    6:英語の文献を読むことの意義と読解方法について
    7:外国語に触れることがもたらす発達効果
    8:これまでの補足と要約
    9:新たな習慣の確立に向けての工夫
    10:立ち止まることの大切さ:言語の分節化機能と発達の関係
    11:アカデミックライティングにはない日記の味
    12:実践における「カルヴァン主義原則(Calvinist principle)」
    13:実践における「デカルト的不安(Cartesian anxiety)」
    14:発達の線形性と非線形性
    15:整合性の罠と発達の非線形性
    16:幼少期・青年期の抑圧からの解放
    17:幼少期・青年期に味わった至高体験を思い出す実践
    18:エリク・エリクソンの興味深い生い立ち
    19:ローレンス・コールバーグの興味深い生い立ち
    20:これまでの補足と要約
    21:規範性(normativity)に関する補足
    22:差異と病理について
    23:新ピアジェ派と新・新ピアジェ派について
    24:2018年の国際ジャン・ピアジェ学会を回想して

02

【対談動画】発達理論はなぜ注目されているのか?

・なぜ発達理論は注目されているのか?
・発達理論を学習し活用する上での注意点
・「成長」「発達」という言葉の取り扱い
・発達理論の変容と取り扱い
・プロセスに着目した研究について
・プロセスに着目した実践
・対人支援者に求められること

第2回対談振返り音声教材(9本)

  • 25:第2回の対談レクチャーを振り返って
    26:成長物語という時代精神(ザイトガイスト)への健全な批判的眼差し
    27:成長発達に伴う2つの極端な発想:タナトス的発想とフォボス的発想
    28:発達の規範性を取り扱う際に重要なフランクフルト学派の思想
    29:フランクフルト学派の歴史と重要な洞察
    30:否定弁証法的発想の骨子
    31:規範意識と健全な批判意識を涵養するためのステップ
    32:「統合的(integral)」という言葉の注意点
    33:平均の罠と発達のエルゴード性・非エルゴード性について

03

【対談動画】発達理論は人間の何を見ているのか?

・「衰え」「老い」に対する捉え方
・発達段階の測定に関する問題意識
・発達段階測定の進化の流れ 
・そもそも人間は測定できるのか?
・測定における「信頼性」とは?
・「妥当性」と「信頼性」のメタファー
・「文脈依存性」「変動性」「領域限定性」「領域横断性」

・「領域限定性」の応用について

第3回対談振返り音声教材(19本)

  • 34:第3回の対談レクチャーを振り返って
    35:4つの種類の妥当性
    36:3つの種類の信頼性
    37:発達測定と賢く付き合うために
    38:日常的に行っている言語的・非言語的アセスメントについて
    39:計量学と発達測定の2大構成要素
    40:発達測定の弁証法的価値と測定の背後にある意図に自覚的になること
    41:発達理論を学ぶ者の責務について思うこと
    42:領域特定型アセスメントと領域全般型アセスメントについての補足
    43:形成アセスメントと総括的アセスメント
    44:アセスメントの開発・導入と学ぶことの楽しさや喜びについて
    45:シュタイナー教育やフィンランドの教育におけるアセスメントとは?
    46:後慣習的な物の見方を少しずつ広げていくこと
    47:発達測定上のThe Fallacy of Misplaced Concreteness”の罠

  • 48:概念・アセスメント・施策の減価償却
    49:効率性志向アセスメントと公平性・公正性志向アセスメントの違い:アセスメントに関する心理的安全性の確保
    50:効率性志向アセスメントと公平性・公正性志向アセスメントの違い:アセスメントに関する心理的安全性の確保
    51:アセスメントによる全方位管理・監視社会の到来の危惧とisとoughtの差異化と統合化について
    52:アセスメントの正・負の力:アセスメントを検証する際のフラットランド的視点を超えて

04

【対談動画】発達理論の光と闇

・発達理論の「光」と「闇」
・「The Atman Project」について
・発達理論を支える「思想」:神学的観点より
・「経済」「技術」「政治」を含んで考えること
・成人発達理論を学んだ後の舵きり

第4回対談振返り音声教材(10本)

  • 53:第4回の対談レクチャーを振り返って
    54:恐怖と思考停止
    55:所与の神話に対して立ち止まり、検証できる力
    56:目的論的発達観についての補足
    57:後慣習的プロフェッショナル倫理
    58:「汎技術社会」の時代におけるテクノロジー神学の視点の重要さ
    59:テクノロジーと権力
    60:NatureHuman Nature

  • 61:Post Conventional Stagesを体現した優れたアニメ作品の紹介(その1)
    62:Post Conventional Stagesを体現した優れたアニメ作品の紹介(その2)

05

【対談動画】発達理論の活用について

・研究者から学んだ実践における特徴や気づき

・対人支援者に求められる知識

・美意識・美的感覚を涵養することの重要性

・「美」の領域に関する実践

・「美」の領域の鍛え方〜Integral Life Practiceより〜

第5回対談振返り音声教材(31本)

  • 63:第5回の対談レクチャーを振り返って
    64:内なる声を見つけ、表現することのヒントになるいくつかの映画作品
    65:ポール・ヴィリリオの「速度学(dromology)」について
    66:ポール・ヴィリリオの翻訳書の紹介
    67:実践美学の探究に向けて
    68:美学・倫理・道徳探究の手引き
    69:アセスメントアレルギーを克服するために
    70:自己表現アレルギーを克服するために
    71:自己表現を取り巻く自己に関するシャドーワークの勧め
    72:本物を真似ることから始める道
    73:phronimos”とクリプト社会のディストピア
    74:ウェブ1.0、ウェブ2.0、ウェブ3.0とクリプトアナーキズムの世界
    75:本物に触れる体験
    76:アセスメントの限界の再考
    77:対人支援を超えて
    78:自己表現・創作活動の習慣化に向けて
    79:美的実践と自己超越:己の色を見つけ、己の色を育むこと
    80:対人支援と映画『マトリックス』の最新作“The Matrix Resurrections”
    81:食とカネの恐怖からの脱却に向けて
    82:視点取得能力の土台となる想像力の開発について
    83:シモン・ワイル(シモーヌ・ヴェイユ)の美と不幸(不条理)に対する洞察
    84:世界の創造と自己否定
    85:不幸とアートマン・プロジェクトに対するシモン・ワイルの戒め
    86:上昇主義・発達加速主義的なあり方に対する「待望」の重要さ
    87:Contextual Thinking, Contextual Being, Contextual Feelingの力
    88:Phase Specificな介入と関係性を構築できることの大切さ
    89:キーガンでさえもが陥った罠と対人支援:最適解と即興性・創造性
    90:天に昇って見る力と地べたを這いつくばって見る力
    91:垂直的な発達に全ての問題を還元しないこと、スケープゴートにしないことの重要さ
    92:「発達的権威(developmental authority)」の役割を担うことの大切さ
    93:ジャン・ゲプサーが指摘したdeficient mode”とは?

06

【対談動画】発達理論の実践について

・改めて実践においての留意点

・シャドーの取り扱いについて

・組織での発達理論の活用・実践

・リーダーの実践とその支援

第6回対談振返り音声教材(23本)

94:第6回の対談レクチャーを振り返って
95:Post Conventional Financeについて
96:Developmental Due Diligence・Developmental Valuationについて
97:法内の法外体験・法外の法内体験を積むこと:その1
98:法内の法外体験・法外の法内体験を積むこと:その2
99:Counter Argument : Counter Narrativeの力を育むこと
100:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その1
101:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その2
102:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その3
103:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その4
104:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その5
105:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その6
106:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その7
107:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その8
108:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その9
109:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その10
110:マトリックス世界から目覚めるための秘教的実践:その11
111:仏教芸術及びルーミーの詩に関する補足
112:法というマトリックス世界
113:社会制度とマトリックス世界
114:視点取得エクササイズ_〇〇の視点で自己と世界を眺めてみると?
115:時と沈黙による癒し
116:「共著者(co-author)」としての対人支援者

07

コンサルティングセッション

11/5   「発達理論とは何か?」
11/12 「発達理論はなぜ注目されているのか?」

11/19 「発達理論は人間の何を見ているのか?」

12/3   「発達理論の光と闇」

12/10 「発達理論の活用について」

12/17 「発達理論の実践について」

セッション振返り音声教材

  • 各回セッション終了後、
    加藤氏からの振返り音声ファイルをご案内します。

08

追加音声ファイル①

117_ベートーヴェンが生まれた街ボンより_発達理論の観点から読み解くSFテレビドラマ『ウエストワールド』_8分
118_ベートーヴェン・ハウスを訪れて_14分
119_ドイツ最古の町トリアーから_8分
120_『ウエストワールド』というアメリカドラマを通じたマトリックス世界からの目覚めの実践_17分
121_カール・マルクス・ハウスを訪れて_18分
122_マスターコース参加当時の初心に戻って_32分
123_幾つになっても・いつからでも_11分
124_発達理論の情報の大海へ_6分
125_発達的左翼へ牽制球を投げること_10分
126_思い立ったその時に_15分
127_ケン・ウィルバーのオーディオCD_Kosmic Consciousness_の勧め_13分
128_即興性と意識の有り様、そして準備_15分
129_発達論的消費者からの脱却_13分
130_改めて日本に入ってきている発達理論の情報量を問う_13分
131_プチコンサルティングセッションとしての音声ファイルの実現に向けて_7分
132_発達理論研究者の数をフェルミ推定してみよう!_16分
133_私たちの成長・発達を促してくれる健全な毒_14分
134_日本の発達理論の受容状況をメタファーを用いて表現すると_14分
135_〇〇の声を聞け_8分
136_伝聞情報_を鵜呑みにしない姿勢_7分
137_テクノロジーが突きつけてくる実存的な問い_20分
138_「存在の入れ子」と外国語学習の効能_26分
139_素描としての発達理論_5分
140_発達支援のデザインの罠とノイズを取り入れることの大切さ_6分
141_発達支援者に求められる想像力と単なる空想の違い_6分
142_発達支援者に求められるミメーシスの力_7分
143_アロポイエーシスではなくアポトーシスとオートポイエーシスを_10分
144_所有モード(having mode)に支配された現代人・現代社会_11分
145_所有モード(having mode)から存在モード (being mode)へ移行するための処方箋_7分
146_所有モード(having mode)から存在モード (being mode)へ移行するための処方箋(その2)_8分
147_格差に関する事実_17分
148_映画『わたしは、ダニエル・ブレイク(2016)』を通じてみるイギリスの格差の現状_14分
149_神学を通じて会計学を見た時の問題点_11分
150_格差と家族について考えさせてくれる映画『そして父になる(2013)』_15分
151_言語としての知識体系_8分
152_[質問]脱中心化と再中心化について_11分
153_様々な次元の個性化と創作実践_21分
154_創作実践に関する自己分析と自分なりの創作実践に向けて_15分
155_知識の存在論を用いたリフレクション_9分
156_応用神学・実践神学の勧め_10分
157_神的な存在を認めないヒューマニズムの問題_10分
158_自力・他力を超えた「神力」について_12分
159_発達支援者に求められる時間感覚_11分
160_プレセッション第1回目で鈴木さんが投げかけられた重要な実践_18分
161_[閑話休題]マスターコースの楽しみ方_19分
162_縁としてのスピリット_11分
163_世直しに関する夢と国の成熟度を測る試金石_6分
164_悪魔学(demonology)から得られる対人支援上の洞察_11分
165_Facebookの社名がMetaに変わったニュースについて_13分
166_[質問]探求と探究の違い_9分
167_第2回のプレセッションを振り返って_12分
168_[質問]子育てと後慣習的段階へのサポート_15分
169_[質問]子育てと後慣習的段階へのサポート(補足)_11分
170_後慣習的段階を支える内省的なあり方と文脈構造思考_10分
171_メタバースに関するお勧め映画とゲーム_19分
172_[質問]メタバース時代の対人支援におけるテクノロジーの活用について(その1)_9分
173_[質問]メタバース時代の対人支援におけるテクノロジーの活用について(その2)_18分
174_[質問]メタバース時代の対人支援におけるテクノロジーの活用について(その3)_21分
175_[質問]メタバース時代の対人支援におけるテクノロジーの活用について(その4)_10分
176_[質問]サイコパスについて_9分
177_成人発達理論に対してタナトス的・フォボス的な態度になることを避けること_13分
178_成人発達理論の記述的側面だけではない側面を見ること_8分
179_[質問]「書く」プラクティスについて_15分
180_発達理論を網羅的に学べるシラバスの紹介_20分
181_英語の文献の読み方(その1)_15分
182_英語の文献の読み方のポイント(その2)_12分
183_英語の文献の読み方のポイント(その3)_24分
184_事前課題・事後課題の取り組む際のポイント_11分
185_発達理論を学ぶことと適用することの溝_12分
186_発達理論を学ぶことと適用することの溝(その2)_13分
187_発達理論を他者や組織に適用する際に求められるもの_11分
188_参考文献に挙げた学術書と論文について_18分
189_知識に対する向き合い方_9分
190_コースの初期の今お伝えしたいこと(その1)_17分
191_コースの初期の今お伝えしたいこと(その2)_15分
192_コースの初期の今お伝えしたいこと(その3)_13分
193_紹介した254冊の書籍の概要_32分
194_落合さん・阿世賀さん・園延さんのコメントを受けて_16分
195_今出川さんと岡澤さんのシェアを受けて_14分
196_発達指向型組織と発達を促すドライブや仕組みについて_9分
197_[閑話休題]山下さんと高橋ゆかこさんのやり取りを受けて_16分
198_本日の音声ファイルのまとめ_9分
199_山下慶三さんの実践上の課題に対するコメント_13分
200_[質問]ホストとしての労働者から神々への問い_23分

追加音声ファイル②

201_成人発達理論と社会構成主義について_5分
202_[質問内省のコモディティ化と内省による自己疎外_11分
203_成長につながる文章執筆のポイント_18分
204_アカデミックの世界の内と外_17分
205_英語学習のポイントとMOOCについて_12分
206_発達測定_子供の発達_サイコセラピーに関する情報_16分
207_ホームドクター制の国に移住する際には_11分
208_[質問]「それは本当か?」という兵藤さんの問いに対して_9分
209_[質問]バイリンガル/マルチリンガルの発達について_21分
210_[質問]バイリンガル/マルチリンガルの発達について(その2)
211_[質問]バイリンガル/マルチリンガルの発達について(その3)_12分
212_「マスターコース」の「マスター」が指すものについて_11分
213_ライティングとの向き合い方について_12分
214_存在の入れ子とライティング_9分
215_タイプ論とライティング_自分の文体の確立に向けて_5分
216_[質問]園田さんの重要な問題意識を受けて_階層構造・発達段階の捉え方について_6分
217_[質問]「社会貢献せよ」というお題目について_8分
218_ヴィクトール・フランクルとディズニーランドの事例_10分
219_モデルではなくメタファーによるコミュニケーション_7分
220_「発達段階が高い方が仕事ができる」というキーガンの主張に対して_10分
221_[質問]「発達段階」と「能力の高さ」_13分
222_発達段階と能力の高さの関係性について考察を深めるための重要な文献_27分
223_発達測定に関する論文の共有(その1)_21分
224_発達測定に関する論文の共有(その2)_17分
225_[閑話休題]「発達段階が高い人は仕事ができる」という都市伝説を覆す個人的体験_12分
226_修了証のNFT化について_20分
227_応援している暗号資産プロジェクトの最近の大きなニュースについて_28分
228_メタバースの可能性_13分
229_暗号資産のユースケース_13分
230_[質問]本コースにおけるコーチングの定義について_5分
231_成人発達理論の実務的活用方法について _6分
232_個性化・発達・治癒・変容に不可欠なカオス_12分
233_吉野さんの事後課題を受けて_ライティングに関するシャドーワーク_4分
234_世古さんの事後課題を受けて_一週回ったシンプルさ_7分
235_[質問]幸福が発達するとは?_6分
236_石原夏子さんからリクエストのあった「霊的実践と倫理」に関する参考文献_13分
237_岡田ゆうすけさんからリクエストのあったザカリー・スタインとロイ・バスカーに関する参考文献_9分
238_[閑話休題]「発達段階が高い人は仕事ができる」という都市伝説を覆す個人的体験(補足)_21分
239_今回のマスターコースと欧米の大学院のトレーニングの量と質を比較して_13分
240_嶋内さんから学ぶ成長・発達の本質はXXだ。嶋内さんから学ぶマスターコースの鍵はXXだ_13分
241_幸福・信念の発達と究極的な関心_5分
242_テクノロジーと神聖なるものの関係性_7分
243_皆さんの霊性的・宗教的発達段階はどこにある?_7分
244_奥田英二さんの【第2回事後課題】を音読したい衝動に駆られて_21分
245_矢野さんからの問いかけを受けて_18分
246_岡内さん主催の自主勉強会を受けて_13分
247_石原夏子さんからリクエストのあった「霊的実践と倫理」に関する参考文献(補足)_8分
248_第3回事前課題の作問意図_14分
249_無意識的に行っているアセスメントに自覚的になること_6分
250_行動・振る舞いと発達段階を単純に結び付けてしまうことの危険性_6分
251_不可侵領域としての美と霊性10分
252_アセスメントと8つのゾーン_11分
253_[質問]ラマナ・マハリシ_12分
254_暗号通貨・NFT・お金に関する補足_21分
255_アセスメントを通じた物質化・道具化・疎外という危険性に注意深くあること_13分
256_アセスメントの開発や普及にご関心のある方に向けて_8分
257_基底価値・内在価値・外在価値とアセスメント_17分
258_ロバート・キーガンの最新ポッドキャストより_9分
259_改めて「ステークス(stakes)」とは?_12分
260_ハイステークスなコンテクストにおけるアセスメントの利用に関するレクティカの姿勢_6分
261_対人支援における発達測定の具体的な活用方法について_15分
262_[質問]中土井さんからの問い_後慣習的段階の言語感覚_14分
263_[質問]中土井さんからの問い_後慣習的段階の言語感覚(補足)_9分
264_民主主義とアセスメント_13分
265_タイプ論・特性論・発達理論をX座標・Y座標の双方で捉えること_10分
266_発達測定に関する重要な文献_37分
267_発達測定マニュアルの使い方に関する注意点_10分
268_[閑話休題]後半戦の楽しみ方_後半戦はXXさんの〇〇に注目だ!_16分
269_月とアセスメント_15分
270_あの名曲とアセスメント_23分
271_ロバート・キーガンの最新ポッドキャストより(その2)_9分
272_本日作成した14本の音声ファイルのサマリーと補足_16分
273_第3回のセッションに関する個人的な所感_19分
274_枠・箱・型・構造を見出し、そして作る生き物としての人間_13分
275_その人固有の物語としてのタイプや段階_6分
276_発達測定の現場での活用の方向性_7分
277_LDMAのレポートを基にした実践的な処方箋の具体例(その1)_27分
278_LDMAのレポートを基にした実践的な処方箋の具体例(その2)_23分
279_LDMAのレポートを基にした実践的な処方箋の具体例(その3)_19分
280_Lecticaのサービスを一緒に覗いてみましょう(その1)_25分
281_Lecticaのサービスを一緒に覗いてみましょう(その2)_35分
282_[質問]マイケル・コモンズの階層的複雑性モデルとはどういうものか?_30分
283_山田亨さんのレクティカの取り組みに対する疑問への回答_15分
284_「できない」と言える社会へ向かって_8分
285_「盲点上等!」「それがどうした!」からの学習と実践_21分
286_人の成長プロセスとアセスメントの関係性_14分
287_マイケル・コモンズの階層的複雑性モデルの復習_12分
288_学習目標設定サポートの積極的活用の勧め_13分
289_高橋美佐さん主催の「問いを深める会」を受けて_13分
290_インテグラル理論・インテグラル心理学・成人発達理論の関係性_6分
291_「どのくらい発達理論を学べば対人支援に適用していいのだろうか?」という問いに対して_12分
292_「どのくらい発達理論を学べば対人支援に適用していいのだろうか?」という問いに対して(その2)_8分
293_協働して対人支援に当たることの重要性_13分
294_皆さん忘れていませんか?インプットとアウトプットについての再考_13分
295_事前課題・事後課題の負荷を減らす提言_8分
296_発達理論の適用に関する「灯台下暗し」からの脱却_8分
297_用語集の作成とそれをもとにした自主勉強会の勧め_10分
298_マスターコースの内容理解を深めてくれる『インテグラル心理学』読書会のコンテンツ_13分
299_『インテグラル心理学』読書会の最終回(12_22)のお知らせ_8分
300_[質問]発達理論を活用するメリットとデメリット_9分

追加音声ファイル③

301_ベルリンより皆さんの学習スタイルを観察して_27分
302_ベルリンから嶋内さんへのリクエスト_26分
303_ベルリンから皆さんへの再度のメッセージ(その1)_20分
304_ベルリンから皆さんへの再度のメッセージ(その2)_19分
305_[閑話休題]ベルリンより笑いの金太郎飴XXさんを想って_23分
306_これまでの旅の小噺_34分
307_オーロラ観賞と欧州永住権の話_23分
308_ベルリン滞在最終日の贈り物(その1)_14分
309_ベルリン滞在最終日の贈り物(その2)_28分
310_ベルリン滞在最終日の贈り物(その3)_59分
311_古代エジプト文明の神オシリスとトートについて_23分
312_パワーと発達理論_17分
313_発達理論と神学的発想の補足_16分
314_発達理論と神学的発想の補足(その2)_14分
315_内在悪に関する補足と相対主義的な構えに関して_25分
316_イーヴィル・ワークの勧め_11分
317_悪の根元・根源について_9分
318_[閑話休題]欧米かっ!_23分
319_第4回事前課題の作問意図_16分
320_孔子の芸術発達モデル_23分
321_弁証法的なライティング_11分
322_[質問]言語と発達の関係への疑問_20分
323_発達段階の過大評価と自覚的運動強度の過小評価_12分
324_截拳道に刺激を受けて_16分
325_ロールプレイ・ワークの勧め_6分
326_孤独についての補足_17分
327_渋谷ハチ公前の実践とキャンプファイヤーの実践の勧め_21分
328_想像上の法外体験について_19分
329_マネーに対する囚われからの脱却に向けて_26分
330_マネーに対する囚われからの脱却に向けて(その2)_8分
331_様々な歴史を読むこと_15分
332_ポストコンベンショナルの通過儀礼的体験_19分
333_ポストコンベンショナル段階の関心の特徴_17分
334_活人術・殺人術としての発達理論_9分
335_孤独を感じて生きること_孤独として生きること_17分
336_SolitudeとSolace_12分
337_発達理論一神教からの脱却とエロスのベクトル&アガペーのベクトル_9分
338_同行二人としての成長発達支援_7分
339_withを超えてasとして_11分
340_[質問]4象限と光と闇_9分
341_[質問]測定に関する発達段階傾向_9分
342_分節化をする意識・非二元の意識_10分
343_現代社会の特徴を見事に描いた『進撃の巨人』再び_18分
344_コースの終わりに向けて_19分
345_善意と無知による凡庸な悪への加担_『キング·コーン 世界を作る魔法の一粒(2007)』を見て_17分
346_美と価値観_9分
347_命としての美・美としての命_11分
348_真正の夢と自己実現・自己超越_12分
349_死への準備としての美的実践_7分
350_コース終了後の学習ガイド_12分
351_音声・動画コンテンツのNFTトレーディングカード化について_11分
352_クラヴ・マガVSシステマ(その1)_18分
353_危機対応が衰えた現代人_格闘護身術の勧め_11分
354_格闘護身術への導き_20分
355_宗教思想と格闘護身術_18分
356_対人支援と格闘護身術_12分
357_発達理論と護身術の観点から『15時17分、パリ行き(2018)』を見て_30分
358_第5回のセッションを振り返って_7分
359_複雑性と明瞭性についての再考_8分
360_美的共振と美への餓え_9分
361_ポストコンベンショナル段階の特性に関する補足_6分
362_シャーマニズムと脱力・弛緩の重要性_13分
363_存在することのシンプルな感覚とホモ・ルーデンスとしての美的実践_7分
364_美しく消え去ることと音声ファイルを取り上げた自主勉強会について_6分
365_美へのパラダイムシフトと美のパラダイムシフト_8分
366_『利休にたずねよ(2013)』を見て_18分
367_[閑話休題]褒められることに餓えておられるあのお方のために_25分
368_発達理論の濫用やマウンティングを避けるために_6分
369_成長・発達の拠り所としての美_7分
370_呼吸と内なる声_7分
371_呼吸の乱れと社会の乱れ_呼吸のペーシングについて_7分
372_複雑精巧な美と単純精巧な美_7分
373_魂の滋養としての美的実践とディスタンクシオン_7分
374_ルールなき現実世界における護身術の勧め_13分
375_護身術の極意_16分
376_護身術としての発達理論_9分
377_美・芸術と人間発達に関する書籍_27分
378_言葉の密度と濃淡について_14分
379_言葉を失ってしまう体験の再考_6分
380_[質問]棋士の一手・画家の一筆と明瞭性の関係について_10分
381_変容後の着陸支援の重要さ_8分
382_[閑話休題]フローニンゲン大学スポーツセンターを訪れて_22分
383_美と傷_美と呼吸_7分
384_美のアウトカムだけではなく美の創造プロセスにも目を向けること_5分
385_ポストコンベンショナルな占星術について_13分
386_天地と一体となり、マトリックス世界からの脱却に向けた野Xの勧め_21分
387_身体芸術としてのオイリュトミー_24分
388_言葉と音楽を通じた身体実践、ミクロコスモスとマクロコスモスを紐付けたオイリュトミーとは_17分
389_豊かな体験を積み、体験を分かち合うこと_20分
390_発達理論の状況分析への活用_9分
391_単一言語の使用と発達段階_14分
392_キーガンモデルの毒抜きと発達理論を用いた神格化の罠_14分
393_美の危うさと真善美_10分
394_第6回事前課題に取り組む際の補助線_14分
395_ArroganceからのVoiceの発見_7分
396_言葉の彫琢と内在美の発見_6分
397_オーロラ観測の旅へ_サンタクロース発祥の地ロヴァニエミへの滞在_17分
398_攻撃性に関する今出川さんのシェアを受けて_22分
399_男性性・女性性の統合について_Martin Ucikの仕事と房中術の勧め_20分
400_Martin Ucikの_Sex Purpose Love (2017)_について_18分

追加音声ファイル④

401_「行動探求」に関する阿世賀さんの動画コンテンツの紹介_9分
402_中土井さんの動画コンテンツ「成人発達理論入門」の紹介_8分
403_甲野善紀氏と北川貴英氏による「無意識に働きかける技の世界」の紹介_8分
404_[お誘い]アムステルダム郊外のジムで開催されるクラヴ・マガの集中トレーニング_19分
405_体・心・魂・精神での触れ合いを忘れた現代人に対する危惧_触れることによる癒しと変容_8分
406_システマ・トロント本部のオンライントレーニングについて_7分
407_型に対する中庸姿勢_型の価値と呪縛_12分
408_型とスキャフォールディング_10分
409_グロスとサトルの観点から見るクラヴ・マガとシステマ_15分
410_即興力の発揮とその源について_13分
411_最終回のセッションの前夜に思うこと_12分
412_即興力と非二元_8分
413_生き死にを支える実践思想体系_9分
414_ある出会い_45分
415_最後のセッションを振り返って_6分
416_茶番とおままごとが生み出され続ける現代文明への批判的眼差し_10分
417_マトリックスに関するハラスメントと潔癖主義の危険性_5分
418_美しく消えることと居着かないこと_7分
419_人事を尽くして美しく待つ_8分
420_マスターコースの修了証を得られた方々へのメッセージ_6分
421_煽りや揺らぎとトライ・アンド・エラー_12分
422_身体感覚と言葉_9分
423_天職・天命・ライフワークとマトリックス_16分
424_マスターコース運営の裏話_21分
425_佐藤草さんのメッセージを受けて_18分
426_[質問]良き先生や良き師匠の探し方_34分
427_明瞭性と高度な発達段階に関する仮説_5分
428_一貫性と日本語との関係性_言語が持つ無限の可能性に目を向けること_7分
429_クラヴ・マガの自宅トレーニングを終えて_10分
430_[質問]マトリックス世界との関係性_含んで超えていくマトリックス世界_10分
431_ハイパーオブジェクトとマトリックス_7分
432_[質問]集合的なシャドーに関する質問_5分
433_2ヶ月間のご自身の学びと取り組みを振り返ってみることの勧め_9分
434_システマ・トロント本部のオンラインコースを受けてみて_17分
435_最後の音声ファイル_「マスターコース・リザレクション」に向けて_19分

PRICE

料金

成人発達理論マスターコース STANDARD

全6回のコンサルティングセッションと

483本の動画・音声コンテンツ

¥250,000/名

※動画コンテンツ視聴期間は3年です

※税抜価格です

コンテンツ内容

・全6回コンサルティングセッション

・動画対談コンテンツ:約48本

・音声ファイル:435

・学習目標設定サポート

・ネットワーキング:懇親会2回/自主勉強会

・修了証(全動画視聴者)

注意事項

①支払い方法はクレジット決済のみです。

②ご契約の際は利用規約を必ずご確認ください。

お申込は締め切らせていただきました

成人発達理論マスターコース BASIC

483本の動画・音声コンテンツ

 

¥180,000/名

※動画コンテンツ視聴期間は1.5年です

※税抜価格です

コンテンツ内容

・動画対談コンテンツ:約48

・音声ファイル:435

 

注意事項

①支払い方法はクレジット決済のみです。

②ご契約の際は利用規約を必ずご確認ください。

INSTRUCTOR

講師の紹介

講師

鈴木 規夫 Ph.D.

1990年代前半に合衆国の大学に在籍中にケン・ウィルバーの著書に出逢い大きな衝撃を受け、その後California Institute of Integral Studiesで「人間(個人・組織・社会)の成長・発達の可能性を解き明かすための統合理論」としてインテグラル理論に関する研究に取り組んだ。帰国後は、執筆やワークショップや講演を通してインテグラル理論の普及に従事する傍ら、主に企業組織の人材育成と組織開発の領域においてプログラムの設計と統括、及び、コーチ、コンサルタント、インストラクターとして多様な階層や立場のプロフェッショナルの支援活動に従事している。また、成人発達理論に関しては、発達心理学者のSusanne Cook-Greuter等に師事し発達段階測定と発達志向型支援に関する訓練を積むと共にこれまで約20年にわたり実務領域におけるこの理論の応用と実践に取り組んでいる。

一般社団法人Integral Vision & Practice代表理事( https://integral.or.jp ) インテグラル・ジャパン代表( https://integraljapan.net )

翻訳書:
ケン・ウィルバー著『INTEGRAL LIFE PRACTICE』(日本能率協会マネジメント・センター)
著書:
『インテグラル理論入門』(I & II)(共著)(春秋社)
『インテグラル・シンキング』(コスモス・ライブラリー)
『入門 インテグラル理論』(共著)(日本能率協会マネジメント・センター)
『人が成長するとは、どういうことか』(日本能率協会マネジメント・センター)

講師

加藤 洋平

知性発達学者

発達科学の最新の方法論によって、企業経営者、次世代リーダーの人材育成を支援する人材開発コンサルタント。
一橋大学商学部経営学科卒業後、デロイト・トーマツにて国際税務コンサルティングの仕事に従事。退職後、米国ジョン・エフ・ケネディ大学にて発達心理学とインテグラル理論に関する修士号(MA.Psychology)、および発達測定の資格を取得。オランダのフローニンゲン大学にてタレントディベロップメントに関する修士号(MSc.Psychology)、および実証的教育学に関する修士号を取得(MSc.Evidence-Based Education)。

人間発達と学習に関する研究の成果をもとに、人財開発コンサルタントとして大手企業の人財育成プロジェクトを支援するためにラーニングセッションや成長支援コーチングを提供。また、知性発達科学の理論をもとにした能力測定のアセスメント開発にも従事。

著書:『インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル』『リーダーシップに出会う瞬間:成人発達理論による自己成長のプロセス』『成人発達理論による能力の成長:ダイナミックスキル理論の実践的活用法』『なぜ部下と上手くいかないのか:「自他変革」の発達心理学』

21世紀を生きるわれわれ現代人にとり、「いかに学びつづけることができるのか?」「いかに成長しつづけることができるのか?」というテーマは非常に重大なものとなっている。


「VUCA」という言葉に象徴されるように、われわれをとりまく社会的・文化的な状況は急激に流動化しており、こうした外的な状況変化に応じて、われわれは自己の能力を効果的・効率的に開発することを求められている。


こうした状況においては、われわれは、単に既存の知識や技術を継承するだけでなく、独自の問いを立てたうえで、主体的に探求をしていく必要があるのである。換言すれば、それは、これまでの人生の中で自身が獲得・蓄積してきた常識や知識を検証しなおし――ときにはそれを手放し――新たな可能性に対して自己を開きつづける必要があるということである。


こうした時代的な文脈の中で、今日、「対人支援」や「能力開発」や「組織開発」等の領域の関係者の注目をひろく集めているのが、「発達理論」(成人発達理論)である。この理論は、少し単純化して言えば、人間の「成長」や「発達」を「機能的能力」の開発に矮小化するのではなく、そうした機能的能力を運用している主体である人格そのものを視野に入れて、その構造的な変化や変容の可能性に注目する理論であるといえる。


即ち、人間の「doing」の領域に着目するだけではなく、「being」の領域に着目して、そこに展開する深層的なダイナミクスを考慮しながら、人間の成長や発達を支援しようとするのである。


社会や文化の流動性が極度に高まる時代においては、しばしば、「知識」や「技術」は急速に陳腐化することになるために、こうした機能的能力の基盤となる人格そのものを視野に収めたアプローチが価値をもつことになるのは明らかであろう。実際、こうした時代的な要請にもとづいて、今日、世界的に発達理論に立脚した理論や方法がひろく注目を集めている。周知のように、日本では、ロバート・キーガン(Robert Kegan)やフレデリック・ラルー(Frederic Laloux)やケン・ウィルバー(Ken Wilber)の書籍が翻訳・出版され、ひろく読まれている。また、それらの著書の理論的な支柱となる発達理論そのものに関して掘り下げた書籍が、大手出版社から継続的に発表されている。


こうした事情もあり、過去5年程のあいだに、日本においても、発達理論に関する情報は、それまでとは比較にならないくらいに豊かになったといえるだろう。


しかし、ここでわれわれが注意をしなければならないのは、発達理論というものが非常に強力なものであるがゆえに、それが「誤用」されたときには、大きな悪影響を個人と組織と社会にあたえ得るということである。


端的に言えば、それが「人格」という人間存在の深層的な領域を視野に収めるものであるということは、また、それが、そうした領域に恣意的に介入するための道具ともなりえることを意味するのである。


また、それが、人間の健全な治癒や成長や発達を促すためのものとして用いられるのではなく、人間を格付け(ランキング)するための道具として利用されるときには、それは瞬く間に「優生学的」な発想と結びつき、人間に対する暴力を奮うための道具に堕してしまうことになるだろう。


対人支援者が発達理論の価値を真に歪みなくクライアントのものに届けることができるためには、それを倫理的に運用するための素養を育むことが求められるのである。


本企画では、これまで20~30年程にわたり、対人支援の領域における発達理論の実践的な適用に関して研究と実践を重ねてきた二人の研究者/実践者の対話を通して、発達理論を真に効果的に活用するための指針を紹介することを目的としている。


そこで紹介される内容は、発達理論に関してこれから探求をはじめようとする初学者の方々だけではなく、これまでに長期にわたり対人支援の領域において研究や実践を積んできた中級者~上級者の方々にも、豊かな示唆と洞察をもたらすものとなるだろう。

鈴木 規夫

今回のコースを作成した想い

加藤 洋平

VOICE

受講者の声

国際コーチング連盟
プロフェッショナル認定コーチ
佐藤 草さん

「人」と向き合う在り方そのものを学んだように思います

これまで加藤さんの講座等を通じて成人発達理論を学び活用してきましたが、自分自身の認識の殻を破りながら学び直したいと思い、マスターコースを受講しました。わたしたちはどこまで行っても身を置く社会や慣習、自己の視点を通してしか物事を見ることはできずそこには意図せず偏りや盲点が生まれているということ、さらには深遠な理論でも語り尽くすことのできない存在としての「人」と向き合う在り方そのものを学んだように思います。成人発達理論や世界を見つめる視点そのものをアップデートしたい方はもちろんのこと、「この理論を活用したい」と思った方ほど、まずは本コースとともに「理論を見つめる自分自身」に、(できれば実践や対話をともにする仲間とともに)向き合うことをお薦めします。

自身の固定観念に自覚的になり、追求したいテーマを深く考える機会になりました

一番の学びは、恥ずかしい限りですが「発達理論に飲み込まれてしまっている自分」に気づけたことです。 以前は、理論を学ぶ・発達することで「できることが増える」と思い込んでしまっていて、無自覚の内に理論に囚われてしまっていたように思います。 コースを通じて、自分のミッションを深く見つめ直すための多面的な視点や問いを頂きました。 無意識レベルで作り上げてしまっていた固定観念を自覚し、長い時間を掛けて社会に対して向き合っていきたいテーマを見つめていけたように思います。 個人的には、発達論を学ぶこと、実践することの限界を感じている方にとって、建設的な理論との向き合い方を模索する機会としてお薦めしたいです。

Reapra PTE. LTD. / Torch, inc
岡内雄紀さん

ヒューマン・ラポール研究所
代表 奥田英二さん

「発達することは、果たして善なのか?」その意味を探求したくなり、講座に参加しました

以前、「能力の成長」(加藤洋平著)出版記念ゼミに参加し、その最終回での問いかけ:「私たちの人生において成長や発達よりも重要なことは何か?」に対する<答え>を模索するようになりました。最初の問いかけが、「発達することは、果たして善なのか?」という表現に変わった後も、ますます、その意味を探求したくなり、この講座に参加する決断をしました。

この講座に参加し、現時点での自分なりの答えを見つけました。今の自分の「発達段階」が何であれ、その中で賢明に生きたいと思うようになり、時には下位の「発達段階」に降りて自分を鍛え直したいとさえ願うようになりました。それは、何故か?この想いを多くの皆様と共有できればと思います。

成人発達理論の本質に迫る日本で数少ない講座です

発達を段階付けしている「成人発達理論」は、人の優劣を評価してしまうものにみえてしまう物差しであるために、そうした基盤が脆弱な中で、ブームとして成人発達理論が広まってしまうことは、非常に大きな危険性をはらんでいます。そうした危機意識をもって日本における成人発達理論のフロントランナーである、加藤さん・鈴木氏さん両名の知見をコースの中で惜しみなく提供してくださっています。成人発達理論をどう活用するのか?の前に、成人の発達を考えるとはどういうことなのか?という本質に迫るためにもお二人の知見にぜひ触れていただきたいと思います。

オーセンティックワークス株式会社
代表取締役 中土井僚さん

Q&A

よくある質問

Q. 動画の視聴環境は何ですか?

A. 弊社が持つLMS(学習管理システム)です。PC・スマホ・タブレット等マルチデバイスで視聴可能です。

Q. 1つのIDで複数名使うことは可能ですか?

A. ID の使い回し、第三者への譲渡・貸与は禁止です。チームや社内で利用する場合は1人1IDの付与となります。

Q. 動画視聴はいつからできますか?

A. 動画は10/22から視聴可能です。

Q. 支払い方式は何ですか?

A. クレジットカード決済となります。領収書発行も可能です。また、請求書払いをご希望の方は、別途事務局(miyaji.se@subenfac.com)までご連絡ください。