人材開発や対人支援の場において、「成人発達理論」が注目を集め、
実際にこの理論を実務に取り入れる試みが各地で始まっています。
フレデリック・ラルーのティール組織、ロバート・キーガンの発達指向型支援、
ケン・ウィルバーのインテグラル理論といった関連領域の書籍や知識もこの数年で広く浸透してきました。
一方で、実際の実務の現場で実践に取り組まれている方々は、それらの書籍で紹介されている理論や知識が
簡単に活用できるものではなく、現実の複雑性を考慮した試行錯誤と創意工夫を要するものであることに
気づきはじめているのではないでしょうか。また、そのためには、これまでよりも更に踏み込んだ専門的な勉強が
必要となってくることにも気づかされることになります。
そこで、発達理論をはじめとする多様な学術的な視点から現代社会の本質に関する探求に取り組んでいる加藤 洋平氏と
長年にわたり実務領域における発達理論の実践に取り組んでいる国内第一人者の鈴木 規夫氏、
ティール組織関連の書籍を出版し、組織と事業の再発明をテーマに旺盛な活動を展開されている吉原 史郎さんをホストとして、
これまでに発達理論の基礎を造り上げてきた海外の重鎮研究者を招待し、
発達理論の実践のさらなる深化に向けて、その可能性を一緒になって探求していく講座を企画しました。
海外の発達理論研究の重鎮と直接にやりとりをすることによって、
書籍や論文では紹介されていない生きた情報・思想を理解することにつながるだけでなく、
皆さんが実践者として抱いている課題を効果的に解決していくためのヒントを得ることができます。
今回の講座では、加藤 洋平氏が師事されているオットー・ラスキー博士をお招きし、
成人発達理論の実践のさらなる可能性について共に考えていきます。
「成人発達理論マスターコースExpert」は、発達理論研究者をお招きし、鈴木規夫氏・加藤洋平氏・吉原史郎氏と共に、理論の理解を深め、活用のヒントとなる講座です。
①オットーラスキー博士を迎えた全3回のオンラインライブ
②全3回フォローアップセッション
③加藤洋平氏による音声教材コンテンツ(2025年9月まで視聴可能)
・事前学習教材
・セッション後振返り音声ファイル
・参加者との質疑応答
④学習者同士で知識・経験・気づきを共有できるSNSコミュニティ
実際に成人発達理論を
対人支援活用されている方
普段から学習を
継続している中級〜上級者層
積極的に成人発達理論を
学習したい・活かしたい初学者
・9月8日 (木)21:00〜23:00 第1回ラスキー博士インタビューセッション(英語)
・9月13日(火)18:30〜20:30 フォローアップセッション①(日本語)
・9月15日(木)21:00〜23:00 第2回ラスキー博士インタビューセッション(英語)
・9月20日(火)18:30〜20:30 フォローアップセッション②(日本語)
・9月22日(木)21:00〜23:00 第3回ラスキー博士インタビューセッション(英語)
・9月27日(火)18:30〜20:30 フォローアップセッション③(日本語)
※各回アーカイブ視聴あり
・経歴
・これまでの主な研究内容
・これまでの主な活動内容(例:実践者として)
・博士に影響をあたえた思想・理論・研究
・博士の共同研究者について
・博士の人柄について(直接に師事をした経験にもとづいて)
・博士の著書・論文について(例:代表作)
・同時代の研究者の中で博士の研究はどのように位置づけることができるのか?
・価値や長所、及び限界や短所について
・その研究成果は次世代の研究者にどのような影響をあたえているのか
・発達理論の隣接領域に於けるオットー・ラスキーの研究
・オットー・ラスキーが開発した測定とは
・開発された測定の価値、長所・短所
・他の測定との比較
・測定を実際に受けることの価値
・測定を実際に受けたい人はどうすればいいのか
・測定の注意点
・測定を実際に活用できるコーチについて
・Coach/Consultant/Therapistとして、対人支援に従事しているプロフェッショナルにとっての付加価値
・Coach/Consultant/Therapistとして、組織支援に従事しているプロフェッショナルにとっての付加価値
・教育/医療/福祉/政治/奉仕等の非営利的な支援活動に従事しているプロフェッショナルにとっての付加価値
・市民としての自己の日々の生活を豊かにするために理論や方法はどのような付加価値をもたらしてくれるか
・経営者やマネジメント層にとっての付加価値・どのような実践から始めていくか
・経営者や組織のシャドーについての捉え方
・オットー・ラスキーの思想/理論に関する理解を深めていくためにどのような勉強が必要か?
・オットー・ラスキーの思想/理論を支えている他の思想家/理論家/研究家の思想や理論に関して理解を深めていくためにどのような勉強が必要か?
・日々の実践に関するヒント
・オットー・ラスキーのもとで研究をした時代を振り返って
・交流を通じて得たもの
・藝術について
・養蜂について
・人間発達の探求者として生きるとはどのようなことを意味するのか?
・オットー・ラスキーの現代文明の捉え方について
・オットー・ラスキーが自我、認知、精神分析を研究範囲を広げていったことについて
・オットー・ラスキーが加藤氏に与えた影響
・加藤氏から見たオットー・ラスキーの人間的な魅力
各回セッション終了後、
加藤氏からの振返り音声ファイルをご案内します。
全6回のオンラインセッションと
150本の音声コンテンツ
¥250,000/名
※動画コンテンツ視聴期間は3年です
※定員40名(満席となり次第募集を締め切ります)
・全6回オンラインセッション(ラスキー博士出演3回・日本語フォローアップセッション3回)
・音声ファイル:150本
・SNSコミュニティへの参加
①支払い方法はクレジット決済のみです。
②ご契約の際は利用規約を必ずご確認ください。
全6回のオンラインセッションアーカイブと
150本の音声コンテンツ
¥180,000/名
※視聴期間は3年です
・全6回オンラインセッションアーカイブ
(ラスキー博士出演3回・日本語フォローアップセッション3回)
・音声ファイル:150本
①支払い方法はクレジット決済のみです。
②ご契約の際は利用規約を必ずご確認ください。
ゲストスピーカー
Dr.Otto Laske
長年の研究成果をまとめた「構成主義的発達フレームワーク(Constructive Developmental Framework)」をもとに、実証的発達支援コーチングを国際的に提供している。2000年以降、このフレームワークに関する学習プログラムを自身が代表を務めるIDM(www.interdevelopmentals.org)にて、多くのセラピストやコーチ、そして組織開発コンサルタントに提供し続けている。現在も発達理論の探究を続け、発達指向型組織や学習する組織の実現に向けて、自身の理論モデルを進化させ続けている。
著書:
『Measuring Hidden Dimensions of Human Systems』(2009)
『Measuring Hidden Dimensions: The Art and Science of Fully Engaging Adults』(2011)
『Dialectical Thinking for Integral Leaders』(2015)
ファシリテーター
加藤 洋平
知性発達学者
発達科学の最新の方法論によって、企業経営者、次世代リーダーの人材育成を支援する人材開発コンサルタント。
一橋大学商学部経営学科卒業後、デロイト・トーマツにて国際税務コンサルティングの仕事に従事。退職後、米国ジョン・エフ・ケネディ大学にて発達心理学とインテグラル理論に関する修士号(MA.Psychology)、および発達測定の資格を取得。オランダのフローニンゲン大学にてタレントディベロップメントに関する修士号(MSc.Psychology)、および実証的教育学に関する修士号を取得(MSc.Evidence-Based Education)。
人間発達と学習に関する研究の成果をもとに、人財開発コンサルタントとして大手企業の人財育成プロジェクトを支援するためにラーニングセッションや成長支援コーチングを提供。また、知性発達科学の理論をもとにした能力測定のアセスメント開発にも従事。
翻訳書:
『心の隠された領域の測定:成人以降の心の発達理論と測定手法』
著書:
『なぜ部下と上手くいかないのか:「自他変革」の発達心理学』
『成人発達理論による能力の成長:ダイナミックスキル理論の実践的活用法』
『インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル』
ウェブサイト:
発達理論の学び舎(https://www.yoheikato-integraldevelopment.com/)
ファシリテーター
鈴木 規夫 Ph.D.
1990年代前半に合衆国の大学に在籍中にケン・ウィルバーの著
一般社団法人Integral Vision & Practice代表理事( https://integral.or.jp )
インテグラル・ジャパン代表( https://integraljapan.net )
翻訳書:
ケン・ウィルバー著『INTEGRAL LIFE PRACTICE』(日本能率協会マネジメント・センター)
著書:
『インテグラル理論入門』(I & II)(共著)(春秋社)
『インテグラル・シンキング』(コスモス・ライブラリー)
『入門 インテグラル理論』(共著)(日本能率協会マネジメント・センタ
『人が成長するとは、どういうことか』(日本能率協会マネジメン
コメンテーター
吉原 史郎
循環畑を通じて、経営者に「野菜は自然と育つ」という意識が芽生え、「いのちの循環」の視点で経営と文明を再発明する取り組みを実践。神戸大学経営学部卒業後、事業再生下でのリゾートホテル経営、三菱UFJリサーチ&コンサルティングを経て、NOL創業。
『ティール組織』の原著:フレデリック・ラルー『Reinventing Organizations(以下RO)』の日本で初めての要約を経て、フレデリック氏と親交を深める。組織と事業の再発明から、社会や文明の再発明に繋がる活動に取り組んでいる。世界のROコミュニティーから出版された書籍『Adventures in Reinventing Work』に活動内容が取り上げられている。日本初「Holacracy(ホラクラシー)認定エージェント&認定コーチ」
翻訳書:
『自主経営組織のはじめ方(2020年)』(共訳)(英治出版)
著書:
『実務でつかむ!ティール組織(2018年)』(大和出版)
A. 弊社が持つLMS(学習管理システム)です。PC・スマホ・タブレット等マルチデバイスで視聴可能です。
A. ID の使い回し、第三者への譲渡・貸与は禁止です。チームや社内で利用する場合は1人1IDの付与となります。
A. 動画は10/22から視聴可能です。
A. クレジットカード決済となります。領収書発行も可能です。また、請求書払いをご希望の方は、別途事務局(miyaji.se@subenfac.com)までご連絡ください。